Ex-Berliner

日記とかドイツ史とか

白アスパラガスのバターソースがけ

 

ドイツではアスパラガスが春の風物詩、野菜の王様として愛されております。(今日の主題)

ドイツではアスパラは4月に解禁されて6月24日(聖ヨハネの日)まで収穫可ときっちり決められていて、この間に旬のアスパラを味わいまくるのが多くのドイツ人の楽しみであるらしいです。

 

ドイツ人にとってのアスパラガスって日本人にとっての鰻みたいな感じかな?と勝手に想像しています。

勿論アスパラガスは絶滅の危機に瀕したりはしていないのですが、収穫が東欧からの外国人季節労働者頼り(そのため、コロナ禍の際には値上がりが問題になった)等の構造的な不安を抱えているところは少し似ているかなと……。

 

話が逸れましたが、ドイツのオタクとして、現地での解禁時期に合わせて、ドイツ風に調理したアスパラガスが食べたい!という思いにここ数週間駆られておりました。

 

まず、アスパラガスの入手なのですが、ドイツのアスパラガスは超極太で、日本のスーパーで売ってる細身のものとは全然違うんですよね……しかも、白が主流。日本では尚更見かけない!(日本だと白は瓶詰めで見かけるのがほとんどの気がします)

東武百貨店の野菜売り場で細い生の白アスパラガスが売られているのをようやく見つけたのですが、あのゴッツい現地風のアスパラガスが諦められない……。

 

そんな時のためのインターネット!!と思い検索したら、北海道の農家さんが2L-3Lサイズの極太白アスパラガスを通販してくれているのを発見。

 

https://item.rakuten.co.jp/g-hokkaido/nj-white-asupara-3l-1000g/

 

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届きました。(写真は500g)

 

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これよ!この太さが欲しかったのよ!

 

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どうせならドイツ料理ディナーにするかということでベルリンのスーパーで買ってきた時短アイテムを使います。チキンのマッシュルーム・クリーム煮の素です。

 

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ピーラーで皮を剥いて茹でます。

現地にはアスパラ専用のアスパラガスの長さに対応した深鍋があるみたいですね。来世でドイツに生まれたら買おうと思う。

 

アスパラはシンプルに茹でてソースかけて仕上げたかったので、インターネットでソースのレシピを検索。

 

https://www.chefkoch.de/rezepte/1402841245217601/Buttersosse.html?portionen=2

 

↑このバターソースが美味しそうだったのでこれを作りました。

 

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できたー!これです!この感じを作りたかったんです!!

 

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せっかくなのでベルリンで買ってきた白ワイン(その名もホーネッカーとブレジネフによる「兄弟のキス」)も開けました。後ろの皿は時短アイテムによるチキンのマッシュルーム・クリーム煮です。

 

実を言うとドイツ滞在中にアスパラガスを食べたことがないため、再現度が高いかどうか等の判定はできないのですが、美味しかったです。でも材料費がバカ高くなるのとまあまあ手間なので自分で作るのは2年に1回くらいでいいかな……。

 

自炊ゲージとドイツゲージ両方解放できて満足です。ごちそうさまでした。